こんにちは❁とうとう梅雨入りですね☔
わんちゃんの狂犬病接種シーズンも終盤になりました🐶💉
4月末よりフィラリア予防期間もスタートしていますので、「まだだよー!」という方はお早めにご相談くださいね😄💡
さて、表題の件ですが、6月1日よりわんちゃんねこちゃんのマイクロチップ装着が義務化されました。
正確にはペットショップやブリーダーさんでの装着・登録が義務になり、すでにお家で飼われている子たちについては「努力義務」となりました。
マイクロチップは、長さ7mm・直径1mm程度の小さなカプセルの中に個体識別番号を記録したもので、わんちゃんねこちゃんの皮下に専用の注射器を用いて装着します。
個体識別番号は、専用の読み取り機で確認することができます。(機械は動物病院や保護センターなどの保護された子が来る可能性が高い施設にあります。)
装着位置は主に肩甲骨の間で、装着後に上腕部などに自然に移動する場合もありますが、いずれも問題なく読み取ることができます。
マイクロチップのメリット・デメリットについて簡単に・・・
最大のメリットは、首輪などにつける鑑札や名札と違い、一度付けたら取れてしまう心配がない、ということです。
逃げ出してしまった場合、首輪はどこかに引っかけて壊れてしまったりすることがありますが、マイクロチップが入っていれば保護されたときに確実に個体識別が可能です。
保護されたときに飼い主の連絡先がすぐにわかれば、最悪のパターン(殺処分)を回避することができるでしょう。
また今後想定される南海トラフなどの大災害において、シェルターの出入りなどで他の子と取り違えられてしまう、といったトラブルも回避できると考えられます。
デメリットは、身体に異物を入れることで起こりうる悪影響かと思われます。
装着時に筋肉や神経を傷つけてしまうリスク、装着後のアレルギー反応などが挙げられます。
装着時については、それを行う私たち獣医師のスキルはもちろんですが、安全に装着する環境の確保(適切に動物の身体を保定すること、必要に応じ鎮静下で行うなど)により、リスクを最低限に抑えることが可能です。
当院でお取り扱いしているマイクロチップはガラス製ですが、これまで獣医師会にて20年以上の実績により安全性が確認されています。
当院でもマイクロチップ装着についていつでもご相談いただけますので、よろしくお願いします!