ワンちゃんを新しく家族に迎えられた方へ
動物病院に行く必要のあるワクチンやその他予防に関するタイミングについてまとめました。今後の参考にしていただければと思います。
①混合ワクチン
子犬の混合ワクチンは生後8週齢頃に最初の接種を行います。
その後は3-4週間ごとに接種を行い、16週齢ごろに最後の接種を行えるように調整します。
そのため、基本的には初年度の混合ワクチンは3回接種が必要になります。
ペットショップやブリーダーさんから子犬を迎えた場合、1回目の接種がすでに終わっている場合が多いかと思います。
その場合には接種証明書に書かれた日付を目安に動物病院にご来院下さい。その際には1回目のワクチンの接種証明書をお持ち下さい。
まだ一度も混合ワクチンを接種していない場合は、生後8週齢を目安に1回目の接種を行います。
自宅に迎えたばかりのワンちゃんは、環境の変化により体調を崩してしまうこともあるので、一週間ほどは自宅で様子をみて、新しいお家の環境に慣れてから病院で予防接種を受ける事をおすすめします。
ワクチンの接種予定日は目安ですので、多少遅れても問題はありません。
また子犬に限らず、ワクチン後の急な体調の変化に対応しやすいよう、予防接種は午前中に行うのがおすすめです。
②狂犬病予防接種
3回目の混合ワクチン接種(おおよそ16週齢ごろ)が終わったら、続いて狂犬病ワクチンの予防接種が必要です。
狂犬病予防法により接種が義務付けられているため、必ず接種を行いましょう。
接種のタイミングは混合ワクチン接種から3-4週間以上間隔をあけてから行います。
初めての接種では狂犬病予防の登録(鑑札の交付)も同時に行います。当院で代行登録を行いますので、飼い主様には接種当日に鑑札や接種済みシールなどをお渡しいたします。
③フィラリア予防、ノミ・マダニ予防
フィラリア症の予防シーズンに入ったら、フィラリア症の予防が必要です。
毎月一回、お薬の投薬を行います。
予防シーズンが近くなりましたらご相談ください(3~4月頃)。
ノミ・マダニの予防は一年を通してお勧めしています。
様々なタイプの予防薬がございますので、詳しくは当院にご相談ください。